ベルギー 洋上風力発電施設フル稼働に 住友も資本参加

ベルギー 洋上に3ヵ所目の風力発電パークがほぼ完成、フル稼働に入る。
パークウィンド社 (コルロイ・Colruyt)主導で開発されてきたが、9月からはアスピラビ( Aspiravi)が40%、住友商事が30%の資本参加予定。コルロイ社はベルギーの有力なスーパーマーケットチェーンを傘下に持ち、ベルギーだけでなくフランス、ルクセンブルグなどに約900店舗を展開しており、従業員約2万5千人を抱える巨大流通事業者である。住友商事の参画は、福島での原発以降日本企業の風力発電への興味が高まっているという背景がある。

この風力パークには72機のタービンがあり、712メガワットの発電能力を持つ。ベルギーの消費電力の3%をまかなえる発電量である。そして2020年までにその比率を10%に上げることを目標としている。