オランダ全土の病院職員3月16日スト決行
3月16日、オランダ全土64の病院でストが行われる。病院職員は賃上げを含む新しい集団労働協定(CAO)と木曜日のシフトを日曜日のそれに変えたいと要求している。この日は緊急治療以外のすべてのサービスが停止する。この日に予約の入っている治療や手術は他の日に振り替えられる。
労組は今年の10%の賃上げと交通費に100ユーロの加算を要求している。さらに過重労働の軽減も求めている。病院側は財政的にこの要求には答えることができないとし、2023年には5%そして年度末にさらに5%の賃上げを示している。しかし労組は2年間にわたる段階的な賃上げは認めないとしている。
病院職員側が求めているのは購買力を維持し労働の軽減だけだと労組は反発している。「毎日食料を買うことができ、この素晴らしい仕事を続けることだけが私たちの望みだ。」
病院の統括組織である NVZ によれば労組の要求を満たすために8億ユーロの追加予算が必要になるという。しかし政府の健康省カイパース大臣はこの追加は認められないとしている。コストの上昇と賃金の上昇に対処するために、すでに 30 億ユーロが病院に費やされているという。