エネルギー価格の低下を反映し、やっと光熱費値下げが始まる
ガス・電気などのエネルギー価格が低下している中、消費者の光熱費への反映が遅々として進まなかった。しかし最初のエネルギー供給会社が政府の上限を下回る価格を発表、これで他社も追従すると見られている。
バジェット・エナジー社は水曜日、ガス料金を1キュービックメートル1.39ユーロ、電気料金を1キロワット時0.39ユーロにすると発表した。これは政府の上限であるガス1.45と電気0.4ユーロを下回っている。同社はすでにこの上限価格より安い価格で市場から購入ができるようになっており、消費者に安い料金を提供できると語っている。
光熱比較サイトによれば、今後は他社でも上限価格以下で提供できるようになるという。市場でのガス料金がここ1年で最低価格となった今、ガス代を1キューブあたり3ユーロ以上をつけている大手エネルギー会社でさえ、料金を下げるはずだと見ている。多くのエネルギー会社が高い価格で供給者と契約しているため、消費者への料金値下げが遅々として進んでいなかった。
市場価格が大幅に下がったことと、エネルギー会社間の競合が激しい現在、バジェット・エナジーに追従し価格を下げる会社が増えるはずだと関係者は見ている。
政府が今月から光熱料金の上限を決めたものの、オランダ全世帯の半分である上限価格を払う人たちにはそれほど利はなかったが、この価格低下で多くの人が助かりそうだ。