コロナ後の飲酒運転増える
オランダでは飲酒運転者が増えている。警察は今年の10ヶ月の間に3万6千人に罰金を課している。これは2021年の12ヶ月間の合計である31,600件より多い。
警察が捕まえているのは、飲酒運転者だけでなく、ドラッグや医療用の薬を使用して運転している人も同様だ。さらにアルコールテストを拒んだ人も同様。飲酒運転で逮捕されると、血液中のアルコール%により、最高で1年の禁固刑か7800ユーロの罰金と免停。
飲酒運転者が多いのはリンブルグ州(36%の増加)とヘルダーランド州(35%増)である。全土でも2021年と比較し14%増えている。
この増加の原因はまだ調査の段階だが、「アフター・コロナ」が引き金となっていると見る向きが多い。ロックダウン中、外で飲食ができなかった人たちが、こぞって外で飲み、失われた時間を取り戻そうとしているのかもしれない。
とくに若者のアルコール摂取量は減少していないのが目立つ。2021年に飲酒運転で捕まった人の3分の1は25歳以下という数字がある。オランダの公共交通機関は充実していないため、どうしても車で外出するという人が多いようだが、基本的に飲酒運転は禁止されている。
警察によれば、今年の夏休みは国外よりも国内旅行をする人が増えたため、国内の交通違反も増えているという。これが飲酒運転の増加にもつながっているらしい。オランダでもこれから忘年会やクリスマスシーズン。飲酒運転者も増えそうなのでご注意を。