アムステルダムのアップルストアで人質事件

昨夜22日17.30ごろ、アムステルダムの中心地ライツェ広場(Leidseplein)に拳銃をもった男が侵入し、店舗にいたスタッフや顧客を人質にとるという事件が起きた。男は自ら警察に通報し、2億ユーロ(約260億円)を暗号通貨で支払うよう要求した。さらに、要求がかなわない場合には自爆すると脅していた。通報を受けた警察が店舗に入ると男は警察官に向けて4発発砲した。警察の負傷者は出ていない。

店舗には約70人はなんとか外に逃れたが、何人かは掃除道具が置いてある部屋に身を隠すなど犯人から隠れた。店舗にいたひとりの客(ブルガリア人)は犯人に始終銃を突きつけられ脅されていたが、22.30ぐらいに犯人が目を話しているすきに逃げ出し外に飛び出した。これを追った犯人は外に出た瞬間に警察の特殊部隊の車に轢かれ事件は幕を閉じた。犯人は重症を負い病院に運ばれている。犯人は迷彩色のジャケットの上に自爆用の爆弾を巻きつけていたが、作動していなかったという。

犯人は27歳のアムステルダム住人。以前にも武器所持で逮捕されている。現時点で動機などはわかっていない。
この事件を受け、アムステルダム、ハーレム、そしてハーグのアップルストアは本日も閉店している。アムステルダムの店舗は明日24日も閉店の予定だ。

事件の様子(映像)