スケート1500mのイレイン・ブスト、5期連続で金メダル

オランダ女子スケート選手イレイン・ブスト(Ireen Wüst)は、北京オリンピックのスピードスケート1500メートルで通算6個目の金メダルを受賞した。5期連続で金メダルを受賞するというのはオリンピック史上初めてのこと。7日に行われた女子1500メートルで、ブスト選手は1分53秒28というオリンピック記録を更新、第2位の高木美帆選手を0.44秒の差で抑えた。3位もオランダのデ・ヨング選手だった。ブスト選手と高木美帆選手はお互いに尊重しあう仲で、今回のレースでも高木選手はブスト選手に握手を求めていた。

イレイン・ブスト選手(37)は、5期のオリンピックで合計6個の金メダルを受賞している。ブストは最年少そして最高齢のオリンピックメダリストである。19歳の時、2006年の冬季オリンピックで3000メートルで金メダルを受賞。そして4年後の2010年には1500メートルで金メダル。2014年には金2個、銀3個という、ソチオリンピックでは最多のメダル受賞者となった。そして今回の金メダルで、これまでの合計12個の金メダル受賞となり、オランダオリンピック史上で最多の金メダル獲得者となった。