1月25日、コロナ規制緩和の発表

ルッテ首相とカウパース国民健康省大臣は25日夜記者会見を行い、新規コロナ規制緩和を発表した。オミクロン変異株による感染は拡大を続け、1日に65,000人の陽性者が記録されている。この数はさらに増えると予想されているが、政府はリスクを取る緩和政策を選んだ。

明日26日からの規制緩和は以下の通り。

■ ホテルや飲食店、文化施設
5時から22時まで開店、開館可能。
レストラン、バー、美術館、コンサートホール、劇場、映画館などは、コロナ証明書の提示を要求する。3Gと呼ばれるコロナ証明書は、「ワクチンを接種済み」か「感染後回復した」か「検査で陰性」の証明である。
すべての施設でマスク着用は必須だが、飲食店では席を立つときにはマスク着用が必要。美術館やコンサートホールなどでは人数制限が行われる。

■ イベント
条件付きでスポーツなどのイベントも再開し一般客の観戦が可能となる。屋内では5平米あたり1人、最大で1250名までと制限される。屋外では最高収容者数の3分の1まで入場可能。野外でも着席が義務付けられる。フェスティバルはまだ再開できないが、着席の場合には可能だ。

■ 小売店
スーパーや小売店はこれまでの20時閉店が22時まで延長される。

■ 動物園、遊園地など
再開するが、コロナ証明書(上記)の提示が必要となる。

■ 在宅勤務
どうしても不可能な場合以外、在宅勤務が推奨される。職場では1.5メートルの距離は必須である。

■ 学校での感染
18歳までの生徒や学生は、クラス内の感染者と接触しても自宅隔離の必要がなくなる。ただし濃厚接触者に症状がない場合に限る。
現在クラスに3名陽性者が出ると学級閉鎖となっているが、これが不要となる。

■ 自宅隔離
陽性者は自宅待機が必要だが、接触者に関しては 1)1週間以上前にブースター接種をしているか 2)感染後8週間以内である場合 3)必要不可欠な職業で雇用主と協議して合意した者には隔離の必要はなくなる。

規制緩和詳細(オランダ語)