政府のコロナ規制に反対する大規模なデモ

先週末から施行されているコロナ規制で、マスク着用やコロナチェックQRコードの提示などが義務付けられた。オランダのコロナ感染者数を見れば、この規制は適切で、他の欧州諸国に比べると開始時期は遅いし、規制もそれほど厳重ではない。それでもこの規制やワクチン接種に反対する人はいる。

7日日曜日、2万人から2万5千人の参加者がハーグに集まり、政府のコロナ規制に反対するデモを繰り広げた。デモ隊は中央駅そばのマリーフェルドを開始点に国会付近を行進した。警察隊が行進を誘導していたが、花火や爆竹以外の暴力などはなく終了している。

参加者の多くがプラカードや横断幕を掲げ、コロナ規制に対する反対や、ルッテ内閣の批判を表明していた。「愛、自由、反独裁者(ルッテ首相を指す)」というプラカードや「我々は嘘にうんざりしている」などの政府への批判が目立った。また行進ルートの電柱やゴミ箱に「メディア=ウィルス」、「コロナワクチン=毒」というステッカーが数百枚貼られていた。行進は問題なく行われたが、政府を批判する人たちの怒りが目立った。

デモは数十の団体がまとまった「オランダのための共生」という団体が組織している。