オランダの夏はもう終わり?

今年の6月は暑かった。1901年以来最も暑い6月だったという。しかし7月に入ってから気温は上昇せず雨天が続いた。その上、リンブルグ州を襲った大洪水など、気候変動を感じる事象に直面した。気候変動の影響を被ったのはオランダだけでなく、大洪水はドイツやベルギーで大きな被害をもたらした。最近ではトルコやギリシアそして米国やロシアなどで山火事が起きている。

気象予報サービスWeeronlineによれば、オランダの7月はそれほどひどいわけではなかったらしい。平均気温は18度と過去10年の平均18.3度に近い。ただ太陽が顔を出す時間が短く、曇りの日が多かったため、陰鬱な7月という印象を受けた。実際のところ日照時間は平均並だった。

さて、8月の天気はというと、例年とあまり変わらないという予想だ。つまり、太陽が出て暑くなるという一般的な夏とは程遠い「オランダの夏」になりそうだ。少なくとも8月半ばまでは曇りや雨が予想されている。過去数年オランダの暑い夏を経験したことで期待が大きいが、後半がどうなるかはまだわからない。

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