オランダ全土、雷雨と強風で被害続出

水曜日深夜から木曜日にかけての豪雨と落雷そして強風で、オランダ全土で被害が出ている。オランダ気象台(KNMI)は水曜日に中度の注意報であるコード・イエローを発したが、途中から非常事態に近いコード・オレンジへと変更した。

豪雨による被害は全土におよび、一部では50ミリに達するところも出た。大粒の雹や激しい風で倒木などの被害もアムステル川沿いで多発している。消防署の出動は150回に上った。
最高風速はユトレヒトで時速127kmを計測した。ブラバント地方では洪水の被害も出ている。スキポール空港では人員の安全のため屋外での作業は禁止となった。

木曜日朝には雨雲は北方に移動したため南部から降雨は止まっている。金曜日には気温も上がるという予想。ただし東部や北部では豪雨や落雷も予想されている。他の地域でも雹や強風注意報が出ている。

オランダ気象台KNMI