1週間で7万人の感染者、これまで最大の増加だが追加規制なし。

RIVMによれば昨日火曜日まで1週間の新たなコロナ感染者数は69,731名にのぼった。これは先々週の34%増である。この増加はコロナ危機始まって以来の急激な上昇である。さらに入院者数も3倍に増えている。
政府はこれでピークに達したと見ているが、RIVM(国立衛生環境研究所)は、まだ予断を許さないとし、来週には状況が安定したかどうかがわかるとコメントしている。

政府は入院患者数が増えて入るものの爆発的な増加ではないため、現状では追加規制はない。ただし今後の状況の変化で来週にも記者会見が行われる可能性もある。ウイルス感染者1人が次に何人に感染させるかを示す「実効再生産数 R」は先週2.91だったがこれが1.75に減っているのも良い兆候と政府は見ているようだ。

今回の爆発的な感染は若い人が中心だ。陽性者の62%は15歳から29歳だ。34歳まで含めると70%にのぼる。

国外旅行から帰ってきた人のコロナ感染者も多い。今週は4129人が陽性確認された。コードレッドのポルトガルからの帰国者の感染はそれほど多くないが、ギリシア、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギーからの帰国者の感染が目立つ(1週間で1500人)。またスペインに旅行した人の1250人が感染している。オランダ人の間で人気の旅行先はほぼ危険国(政府による渡航ネガティブ・アドバイスの国)となりつつある。またオランダ自体がコード・レッドのため、オランダからの渡航にコロナ証明(ワクチン、陰性証明など)を義務付ける国(フランスやドイツ)も出てきている。