オランダ、就職に悲観的な人増加

オランダ中央統計局の調査によると、就職先を見つけることに対し悲観的な人は2008年の倍以上いることがわかった。失業中の人70,000人を対象にした調査の結果である。とくに55歳から65歳の年齢層の人に悲観的な人が多い。昨年度はこのグループの人の12.3%は就職先が見つかる可能性がないとし、求職活動を中止している。35歳から45歳の年齢層のグループではこの数字は5.3%だった。

就職をあきらめた人は女性では7.2%と高く男性の約2倍。統計上「就職活動を止めた」とみなされるのは、過去6ヶ月間仕事が見つかるチャンスがほとんどないと考え就職活動を行わなかった人である。

2013年度には約120万人が週に最低12時間以上の仕事を探していた。このうち約半数は失業者。失業者の定義は、過去4週間仕事を探しており、いつでも仕事が開始出来る状態の人である。このうち28万4000人はいつでも仕事が出来る状態だが過去4週間求職活動を行っていない。7万人は完全に就職活動を止めている。