飲食店やイベント関係、規制緩和による人手不足で悲鳴

コロナ規制緩和で小売店や飲食業が再開しているが、次なる問題である人手不足が浮上している。イベント会社や飲食店など、コロナ規制で多くの従業員を解雇せざる得なかったが、今度は人手不足で悲鳴をあげている。2020年3月、コンサートやフェスティバルはすべて中止となった。そして明日5日から再開ということになったが、急に人員を確保するのは難しい。また飲食店も長く続いたロックダウンで数万人が解雇したが、解雇された人の多くは別の業種で職を得ている。

コンサートホールや劇場などは、20−50%の人員が解雇されている。すでに職を離れた人たちを単純に呼び戻すことは簡単ではない。

飲食店はコロナ危機以前から人手不足に悩まされていたが、緩和後はさらに従業員確保が難しくなりそうだ。調査によれば、37%の飲食店は人員確保は簡単ではないと考え、21%は人手不足に悩まされると考えている。ロックダウン中に職を離れざる得なかった従業員と親密にコンタクトを取り合っていたような店は、呼び戻すのがそれほど難しくなさそうだと関係者。しかしすでに別の職種に転職した人を飲食業に呼び戻すのは困難なようだ。