オランダ、週に80軒のウェブショップがオープン
今年始まって3ヶ月で、オランダでは1050軒のウェブショップがオープンした。1週間に80店舗、1日に12店舗の割合である。コロナ禍で実店舗が開けないためにウェブショップに切り替えたり、個人事業主が新しいビジネスとして展開するといった背景がある。また、ソフトウェアの充実で個人でも簡単にウェブショップが開けるようになったことも、増加に拍車をかけたのではないかと思われる。
ウェブショップで人気なのは、衣料、食料、インテリアやガーデニング用品。ただしこれらを扱うショップが成功するか否かは別の話で、競争が激しいだけに、撤退する店も多い。今年の3ヶ月で30,200軒が店を閉めている。このうち85%は個人事業主が経営している。またコンサルタントやレストランなどの従業員を抱える会社では、ウェブショップを開いたものの最終的に止めることにしたという例も増えている。ただし、ウェブショップを閉めたことが倒産につながるというケースはほとんどない。ほとんどの場合、倒産を避けるために自主的に店を閉めているからだ。
ウェブショップを成功させるには、かなりのマーケティング費用を注ぎ込まなければならない。単に開いていても顧客はこない。ここで挫折する店が多いのだろう。