オランダ、ビニール袋の使用80%減少

オランダ環境省の依頼でI&Oリサーチが行った調査によると、店舗での無料ビニール袋配布が2016年に禁止されて以来、94%の人がスーパーマーケットには自分のバッグを持参するという結果が出た。2018年には年間ひとり35枚のビニール袋が購入されたが、これは2015年に比較すると80%も少ない。ゴミの中のビニール袋の量も60%減ったという数字も出ている。

調査に答えた人のうち85%は、買い物の際にビニール袋は無料で受け取れず購入せねばならないことに対し、「問題ない」と考えている。ビニール袋は無料で配布されるべきと考えている人は全体の9%  無料ビニール袋配布禁止を決めたファン・フェルトホーフェン環境・住居省大臣は、この調査結果を満足なものだとし「無料ビニール袋の廃止による社会的な貢献は大きい。」と述べている。

無料ビニール袋使用の例外もある。食事のテイクアウト店の27%、マーケットの19%、食事宅配の17%は無料でビニール袋を配布している。また、果物や野菜などを薄いビニール袋に入れるのは許容されている。大臣はビニール袋使用のさらなる削減をめざすと述べている。