オランダの国王、国連総会でロシアbに圧力、環境や性的マイノリティに関してスピーチ

オランダのウィレム・アレクサンダー国王は、24日国連総会にてスピーチを行った。この中で国王は、ロシアに対し2014年に撃墜されたマレーシア航空機MH17の調査に協力するよう呼びかけた。多数のオランダ人が乗ったこの航空機は、ロシア軍によってウクライナ上空で撃墜されたという調査結果が出ていたが、ロシア政府は犯人の追跡などの捜査協力を拒んている。国王は「国際的犯罪は司法により裁かれねばならない。」とロシア政府に協力を迫った。

さらに演説で国王は性的マイノリティの権利についても言及。「世界でLGBTや他のマイノリティが少しずつ権利を広げていることをオランダ王国は喜ばしく思う。」と述べ「この動きがさらに広まり実践されることを望む。」と強調した。環境問題については、地球の将来に対し今こそ世界が協力しあわねばならない時期に来ているとし早急な対策をとらねばならないと述べている。そして、「貧困と不公平に対して国境を超えて協力し戦わねばならない。」と締めくくった。