オランダ、格安航空会社のシェア増大し37%に

格安航空会社はオランダでのマーケットシェアを拡大している。今年の第2四半期では37%の乗客は格安航空会社を利用した。中央統計局(CBS)によれば2010年にはシェアは28%だった。格安航空会社利用者数は絶対数で見ると7年前から倍増し750万人となっている。

しかしこの成功に眉をひそめるのはオランダKLMだ。スキポール空港でのKLMのシェアが脅かされているのに対し、「レリースタット(新空港)が完成したら、格安航空会社はスキポールから出ていくべきだ。」とエルベルス社長は発言している。この課題は来年の市議会選挙でも焦点が当てられると考えられている。アムステルダムの労働党は、観光客のさらなる増大にブレーキをかけるため、スキポール空港への格安航空会社拡大に反対している。

格安航空会社は価格を押さえるために、無料機内食を廃止するなどコスト削減に力を入れている。サービスよりも価格が大事と考える乗客はこちらを選ぶ。格安航空会社の発着で利を得ているのはアイントホーフェン、フローニンゲン、マーストリヒト、ロッテルダムといった地方の空港だ。ただ、全体で見るとアムステルダム・バルセロナ便そしてアムステルダム・ダブリン便が一番シェアを獲得しており、はやりアムステルダム・スキポール空港の利用が多い。行き先別で見ると190万人がスペインへ、次がイギリスの110万人となっている。