オランダ代表チーム監督ブリント氏、業績不振で解任

2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会欧州予選で予選敗退の危機に瀕しているオランダ・サッカー協会(KNVB)は26日、同代表のダニー・ブリント監督の解任を発表した。2010年にW杯準優勝以降、強いはずのオランダ代表チームは敗北が続き、2016年の欧州選手権ではまさかの予選落ちという結果を残している。

オランダ代表は25日、敵地でのブルガリア戦に0─2で敗戦。A組で勝ち点7の4位に沈んでおり、2016年の欧州選手権に続く予選敗退という悪夢再びの恐れが出ている。

ダニー・ブリントはスパルタ・ロッテルダムを経て1986年にアヤックス・アムステルダムに移籍。アヤックスでは13年間プレーし、ヨーロッパ三大タイトル(UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAカップ、UEFAカップウィナーズカップ)やトヨタカップ、オランダリーグ優勝など、多くのタイトル獲得に貢献した。2015年から、オランダ代表チームの監督フース・ヒディングの後任者として就任していた。

KNVBのディレクターは「われわれはダニーが在籍期間中に示してきたことを尊重している。しかし結果は出ておらず、これまでの予選で不十分な状態であることから、彼が離れることが必要だと感じた」とコメント。
28日にアムステルダムで行われるイタリアとの国際親善試合はアシスタントコーチのフレッド・グリム氏が暫定的に指揮するが、KNVBは新たな監督を探している。