今日からサッカー欧州選手権。家庭の4Kテレビ増加

本日6月11日からサッカー欧州選手権が始まる。スーパーや店舗などいたるところでオランダの色であるオレンジ色で埋め尽くされている。家庭のテレビで観戦する人も、これまでのHDテレビからさらに高画像である4Kテレビに買い換える人が増えている。前回の欧州選手権が行われた2014年にはHDテレビ(高品位画像)が主要だったが、今年は約半数(44%)の家庭がさらに高画像である4Kテレビを所有している。

ただし機種が4Kであっても、実際に見ているのはHD放送であることが多い。サッカー欧州選手権はオランダの国営テレビ(NPO)は4Kで放送するが、実際にこの高品質画像で見えるのは50万から100万世帯と見積もられている。小規模プロバイダーでは技術不足で4K放送をサポートしていないが、大手KPNやZiggoなど4K技術をサポートしているプロバイダーを使っていてもすぐに4Kで見えるわけではない。これまでとは別のデコーダーを用意するだけでなく、別途月額料金がかかる。

オランダ国営のNPOは、欧州選手権での4K放送はまず実験段階で、7月の東京オリンピックから本腰を入れるとコメントしている。プロバイダーのKPNやZiggoも今後イベントのライブ放送に4Kが増えると予測している。ネットフリックスなどのストリーミングサービスではすでに4K配信しているが、4Kで見るにはプロバイダーで別の契約を結ぶことが必要。

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