気まぐれなゴミ箱

庭の隅っこに並ぶ緑色と蓋がオレンジ色の2つのゴミ箱。1つは生ゴミ用、もう1つはプラスチック用。 その他のゴミは黒いゴミ袋に入れ最寄りの地下ゴミ箱へ続くコンテナーに捨てに行かなければならない。市から配給されたカードをコンテナーの入り口にピッとかざす。そして、コンテナーの開け口を開けゴミ袋を中に入れる。コンテナーに捨てるゴミの最高重量は(一応)30キロ。
ところが、このコンテナーゴミ箱が何とも気まぐれなのだ。カードをかざしコンテナーの扉が開くと・・・前に放りこまれたゴミ袋がデン!と構えていることがしばしばある。その姿はまるで”次のゴミ通行禁止!“令を出しているようだ。
ご近所さんの誰かがゴミをギュウギュウに袋に詰めた結果、袋がコンテナ―入り口で立ち往生してしまったのだろう。その場合は勿論自分が持ってきたゴミ袋は入らない。
片手にゴミ袋を抱えながら一瞬ためらう。開けてしまったものは閉めるしかない・・・というか開け口は手を離せば閉まってしまう。開け口が閉まるとドスン!と音がする。立ち往生を食らっていたゴミ袋はこうして無事に地下に到着する。仕方がない、もう1回カードをピッとかざし持ってきたゴミ袋をコンテナーの中に捨てる。ヤレヤレ、ゴミを捨てるのにも多かれ少なかれテクニックが必要か?! 
コンテナーの横にゴミ袋を放置していく人も少なからずで誰かがコンテナ―横に“このコンテナーはちゃんと作動しています!”と張紙をしていた。ゴミ袋通行禁止令を食らってしまったご近所さんが書いたのかな?