データセンターの電力需要が市全体より上回る
レリスタット(オランダ)に建設予定のEquinix社のデータセンターが、市全体の消費電力を上回る電力を消費する見込みであることが判明した。
2021年の計画段階で、市議会は電力需要を「3,000〜5,000世帯分」と説明されていたが、実際には20万〜50万世帯分に匹敵する規模であることが専門家の指摘で明らかになった。 オランダでは大規模データセンター(ハイパースケール)の建設制限があるが、この施設は敷地面積を規制対象(10ヘクタール以上)を下回る7.5ヘクタールに抑えることで、150メガワットという膨大な電力容量を持ちながら規制を逃れている。
ガス発電所の隣に建設されるため電力供給自体は安定するものの、長期的なガス依存を招き、脱炭素化の妨げになることが懸念されている。
2021年の承認当時、市議会議員たちはこのプロジェクトを「それほど大規模な開発ではない」と認識していた。当局からは、電力消費は「3,000〜5,000世帯分」程度と説明されていたが、実際には最大50万世帯分に相当する巨大なものであることが判明した。
オランダ政府は、土地と電力の不足から、超巨大データセンター(ハイパースケール)の建設を一部地域を除き禁止している。このセンターはガス発電所のすぐ隣に建設されるため、オランダで問題となっている「電力網の混雑(送電容量不足)」には直接影響しないとされている。しかし、データセンターが今後15〜25年にわたって稼働し続けることで、本来廃止すべきガス発電所を止められなくなる(気候変動対策の妨げになる)というリスクが指摘されている。