EU, TikTokの13歳未満のアカウントを削除
動画共有アプリのTikTokは、今後数週間以内にオランダを含む欧州で新たな年齢確認システムを導入し、13歳未満の子どものアカウントを特定して削除すると発表した。ロイター通信が伝えた。
新システムは、プロフィール情報や投稿動画、利用行動などを分析し、未成年者である可能性を予測する仕組みで、英国で1年間試験運用されてきた。テスト期間中には、すでに数千件の13歳未満のアカウントが削除されたという。
TikTokは、公式身分証明書やクレジットカードに加え、異議申し立てがあった場合に顔認識アプリを用いた年齢確認の導入も検討している。ただし、この手法をめぐってはプライバシー上の懸念も指摘されている。
TikTokは若年層のプライバシー保護をめぐり、EU当局から長年批判を受けてきた。欧州委員会は、子どもの保護に十分な対応がなされているかを確認するため調査を進めており、同社は過去にEUのプライバシー法違反で5億ユーロの制裁金を科された経緯もある。
同社は今回の技術について、EU規制に対応するため欧州向けに開発したもので、開発段階からEUのプライバシー監督機関と協力してきたとしている。
一方、オーストラリアでは先月、16歳未満のソーシャルメディア利用を禁止する法律が施行され、数百万件のアカウントが削除された。欧州でも、TikTokは自主的な年齢確認の強化を進め、利用者には導入時に通知するとしている。