相次ぐ女性暴行や殺人事件に男性も立ち上がる
オランダでここ数ヶ月の間に女性への暴行や殺人事件が数回起きている。これに対し女性たちのデモや抗議が続いているが、今度は男性たちがSNS上で声を上げ始めている。コメディアンやインフルエンサーも議論に参加し、特にTVプレゼンターのホルワインは、男性が周囲と対話し問題に向き合う必要性を訴えている。彼は「すべての男性が加害者ではないが、それは目をそらす理由にならない」と強調している。
最近の事では、17歳少女の殺害や性的暴行事件が注目を集め、女性の安全をめぐる議論が再燃している。統計によれば、若い女性の約半数が不安を感じていて、危険と思う場所を避けている。自転車に乗っていても暗い道を避け、遠回りでも大きな通りを通るなどしている女性が少なくない。
ジェンダー平等団体「エマンシペーター」のディレクターは「これは男性の問題であり、男性が解決に関わらなければならない」と指摘する。同団体は男性同士で「男らしさ」と暴力の関係を話し合う場を設け、根本的解決を目指している。
男性が他の男性の性差別的発言に沈黙することは、女性を劣った存在とみなす文化を強める。同ディレクターはSNS上の女性蔑視的な書き込みを批判をしながらも、最近では若い男性の間で徐々に理解が広がっていると語る。
彼は「女性の安全を優先するのは当然ながら、男性も積極的に声を上げることが必要だ」と訴えており、その背景には自身の幼い娘の未来への思いがある。