OV自転車、不当請求相次ぐ

オランダ鉄道(NS)は、駅で自転車を貸出すサービスを行っている。青と黄色に塗られているこの自転車はOV自転車(OV-Fiets)と呼ばれ、鉄道と組み合わせ通勤に使う人も多い。ところが、毎月利用者数百人が、OV-fiets(レンタル自転車)を返却しなかったとして350ユーロの罰金を不当に科されていることが判明した。実際には返却していたにもかかわらずだ。
電子ロック付きの新しい自転車が導入されてから、罰金の件数が急増している。過去半年間で4,300人以上がこの罰金を受け、その半数以上が後に誤りと判明した。

ある女性は夜アムステルダムで遊んだあと、中央駅の駐輪場にOV自転車を返却した。「ちゃんと施錠されているか2回確認しました。その後、NSの職員にも『この後に何かする必要がありますか?』と尋ねたら、『いいえ、大丈夫ですよ』と言われたんです。」

ところが2週間後、何の説明もなくNSが自分の口座から380ユーロを引き落としているのを見て驚愕した。すぐに請求書を確認しところ、『OV-fiets未返却』として350ユーロの罰金が記載されていた。「NSのサービスデスクに電話しましたが、彼らのシステム上ではその自転車がどこにも見当たらないと言われたんです。私は自転車をどこに、何時に返したか、正確に覚えているのに。」

彼女のようなケースは少なくない。NSが誤った罰金を課しているのは毎月300件以上に及ぶ。なぜそんなことが起きるのか?
この問題は、新型OV-fietsのロックシステムに起因している。これらの自転車は手動ではなくOVチップカード(交通カード)で解錠するが、返却時は逆で、チップカードを使わずに手動で施錠しなければならない。

これを怠ると、システム上では借りたままの状態になり、自転車は利用者の名義で記録され続ける。そして1週間後には、NSによって「紛失または盗難」と見なされてしまうのだ。——実際にはずっと駐輪場にあるにもかかわらず。