オランダ、東シナ海航行で中国から威嚇行為
中国国防省は、オランダ政府に対し東シナ海での海軍・空軍の行動を制限するよう警告している。先週金曜日にオランダ国防大臣は、オランダ海軍船が中国の戦闘機に威嚇行為を受けたことを非難したが、これに対する警告である。
オランダ国防省は7日の声明で、中国軍の戦闘機2機がフリゲート艦「HNLMSトロンプ」に対して複数回の旋回飛行を行ったほか、パトロール中のヘリコプターも中国軍機2機に「接近」されたと述べた。国防省は「(中国軍は)危険な状況を作り出した」と指摘している。
中国側の報道官は、オランダが中国の海・領空を侵害することで「両国間の友好関係」を損なっているとし、「挑発には断固として対処する」と警告した。
欧州連合(EU)によれば、同フリゲート艦は北朝鮮に対する国連の制裁を執行する多国籍の取り組みを支援するため東シナ海で活動している。この船は以前紅海で任務に就いており、先月末には台湾海峡を航行し、中国を大いに落胆させたという経緯もある。同フリゲート艦は世界就航中で、現在日本に向かっている。