マルクトプラーツ25周年、オランダのフリマサイト

オランダ人が最も利用するフリマサイト「マルクトプラーツ(Marktplaats, Market Place)」がサイト公開後25年を迎える。見た目は25年前のまま古臭くシンプルだが、やVintedやFB Marketplaceなどの競合をものともせず、確固たる支持をえている。1日あたりなんと35万件の商品が出品され、常に1900万件がサイトに掲載されている。

これまでに掲載された珍しい商品:

2022年に掲載された、1957年のトラム車両。これはアムステルダムのミュージアムトラムとして実際に走っていた車両だ。2013年には、自分の腎臓を5万ユーロで提供する人がいた。この人は実際には腎臓を売る意思はなく、人々の反応を見たかっただけというのだが、数時間後に警察が家の前に到着した。このほか、王宮スーストダイクにあったテーブル、バス会社の水中翼船、有名コメディアンのキャラバンなどが注目を浴びた。

Marktplaats は当初何も収益を上げておらず、アクセスが多すぎてサイトにアクセスできないことが頻繁起きた。新しいサーバーを購入する必要があったため、200ユーロを超える広告は有料となった。2004年、Marktplaatsオーナーは2億2500万ユーロでEbayに売却した。現在ではノルウェーの Adevinta が所有している。

しかし、出品が多すぎると問題も生じる。毎日70人がこのサイト経由で詐欺に遭ったと消費者協会に通報している。 同サイト自体も、詐欺を困難にするためにいくつかの措置を講じている。たとえば、このプラットフォームはここ数年間「購入者保護システム」を使用しています。、購入金額は、購入品が到着して購入者によって承認されるまで一時的に仮勘定に置かれる。さらにWhatsapp経由で取引を続けるのではなく、常に完全にMarktplaats経由で連絡を取るよう警告している。