オランダの教育問題、教師に対する暴言、暴力、脅迫増加

オランダの中高校の教師たちは、教えるのではなく警官として行動することにうんざりしている。

罵詈雑言、脅迫、さらには身体的暴力。昨年度、教育職員に対する不正行為により停学処分または永久退学となった中高教育の生徒の数は、ここ数年で最高となった。RTLニュースがCNV教育労働組合の350人以上の組合員を対象に行った調査によると、この数字は多くの教師、用務員、アシスタントに認識されているという。そのうち 200 人以上が、自分自身も生徒による侮辱や脅迫を経験したと述べている。

また子供に対する親の容認も問題化している。最近、学校で少年がテーザー銃所持で捕まったが、教師によれば 「両親は来なかった。信じられないがこれが事実」だという。

また事件が発生した場合に上司や学校側がサポートしてくれないことも多いという。学校管理者が事件を隠蔽しようとすることが多すぎると感じている教師もいる。悪評や保護者からの訴訟、教育監督官庁によるマイナス評価などが懸念されるという。

マリエル・パウル教育担当大臣は、事件の登録を義務付けるよう法律を改正したいと考えている。 「これらの事件が闇に葬られるのではなく、透明化され、適切な行動が取られることが非常に重要だ」 大臣はまた教育委員会は犯罪をもっと頻繁に報告すべきだと考えている。

参照記事　https://www.rtlnieuws.nl/onderzoek/artikel/5437842/toename-wangedrag-leerlingen-tientallen-docenten-denken-aan-stoppen