イベントでのビール、ハイネケン独占終わる
ミステリーランド、デフコン1、デシベル、アウェイキングスなどのイベント(フェスティバル)で提供されるビールは、これまでハイネケンやデスペラドスが主流だったが、これが一転する模様だ。90ものイベントを開催しているID&T社は、ハイネケンからバッドとコロナに変更すると発表した。
ここ20年間ものあいだ、ID&Tが開催するフェスティバルを独占して来たハイネケンは、ベルギーのABInBev社に取って代わられる。ABInBev社は世界最大のビールメーカーで、バッド(Bud)やコロナ(Corona)などのブランドを抱えている。さらにヘルトグ・ヤン(Hertog Jan)やフーハルデン(Hoegaarden)もフェスティバルに登場する
ID&T社のセールス担当役員は、「これまでハイネケンは専門知識、ロジスティックスそして海外市場開拓などで大きな役割を果たしてきた。」と語った。同役員によれば、これは難しい決断だったという。 「しかし、将来に目を向ければ、AB inBevの方が我々の目指すところに合っている」
最近まで、ハイネケンはオランダのすべてのフェスティバルやイベントの約 80% に供給していた。しかし、ID&Tの動きにより、その主導的地位が圧迫されることになる。