新年の寒中水泳に6万5千人が参加

オランダの新年は全土での個人による打ち上げ花火で始まった。アムステルダムなど多くの都市で花火着火が禁止されているにもかかわらず、まるで空爆にあったように花火や爆竹が街中で炸裂した。例年のように負傷者も多く、違法花火を警察隊に投げつけるなどの事態も発生している。

戦場のような花火の翌朝は、オランダ全土で寒中水泳大会が開催された。最大の開催地はハーグに隣接するスヘーフェニンゲン海岸で、今年は約1万人が参加した。海水温度は7度で強風だったが、午後には太陽も顔を出し、参加者は寒いながらも和やかな寒中水泳を楽しんだようだ。

元旦の寒中水泳の伝統は1960年に始まったという。そのご寒中水泳は全国に広がり、今年は163か所で開催された。またフランスなどの海外にも広がり、17か所で冷たい水に飛び込むイベントが行われている。今年のオランダ全土での参加者は過去最高の65,000人と見積もられる。昨年は143箇所で行われ約50,000人が参加した。

(画像:Unox)