世界最古のプラネタリウム、世界遺産に

オランダのフリースランド州フラネカー(Franeker)にある世界最古のプラネタリウムが、ユネスコの世界遺産に認定された。この認定によりエイセ・エイシンガ・プラネタリウムはオランダでは13番目の世界遺産となる。

エイセ・エイシンガ・プラネタリウム(Eise Eisenga Planetarium)は、エイシンガ氏が1774年から1781年にかけて作ったもので、今だに現役として動いている。エイシンガ氏は、ウール工場主だったが、天文学に並ならぬ興味を持ち自分の家にプラネタリアムを作ってしまった。リビングルームの天井を見上げると機械仕掛けの太陽系がゆっくりと動いているのが見える。計算は非常に正確で今でも十分使えるという。

エイシンガ氏の家は博物館として一般公開されていて、リビングルームやウール工場を見学することができる。

火曜日にサウジアラビアで開催されたユネスコの委員会で、18世紀の太陽系儀であるこのこのプラネタリウムは、稀な創造性と技術を示しているとして、世界遺産に選ばれた。