北海産の魚の価格上昇、上げ止まりか?

オランダ沖の北海で穫れる魚の値段がここ数年で驚くほど上がっている。例えばタラや舌平目の価格は昨年と比較し12%増。魚価格の上昇はインフレとは関係ないという。

価格上昇とともに魚を食べる人も減っているという調査結果もある。スーパーマーケットでの魚の売上は10%減っている。またオランダに800軒ほどある魚専門店も、売上高は金額では変わらないが量は10%減っているという。

価格上昇の原因がインフレではないとするといったい何なのか? 専門家によれば、漁業者の減少が大きく影響しているという。漁船の燃料であるディーゼル料金の急激な値上がりで、70%が漁を止めている。燃料費だけでなく、給与、パッキングなども上昇していることも、漁業を断念する原因となっている。また北海に建設されている風力発電パークも漁獲量の減少に影響しているらしい。

価格上昇による消費者の魚離れを防ぐため、最近では北海産の魚だけでなく、サバやイワシといった地中海産などの安い魚のプロモーションも行っている。昔はオランダではこれらの魚は猫の餌として扱われていたが、現在ではデリカテッセンとしてレストランや家庭でも多く食されている。

漁業協会はこの値上がりも上げ止まりに近づいていると見ており、消費者の魚離れを食い止めたいとしている。