ルッテ首相の後継者に、トルコ出身女性大臣立候補

ルッテ首相が辞任し、自由民主党(VVD)は党首の指名に迫られている。全国紙テレグラーフ紙によれば、前司法大臣であったディラン・イェシルゴス(Dilan Yesilgöz)氏が立候補している。これまで、他の有力候補があげられていたが、どのメンバーもルッテ氏を継ぐ意志がないとコメントしていた。

イェシルゴス氏は、「ルッテ元首相がVVD党そしてオランダに貢献したことは言葉で言い尽くせない。自分が彼の後継者として立候補したい。もちろん首相となる心づもりだ。」と述べている。

イェシルゴス氏は現在46歳。トルコのアンカラで生まれ、1984年7歳の時に家族とともにオランダにクルド人難民として移住してきた。2014年にVVD党からアムステルダムの市議会議員に当選。2017年に下院議員となる。2022年から第4ルッテ政権の下、司法保安大臣となる。先週金曜日、この第4ルッテ政権は移民政策を巡り崩壊。イェシルゴス氏は、暫定内閣の司法保安大臣を続けている。オランダにはトルコ出身の女性閣僚が2人いる。もうひとりはD66党のウルスラ氏で、文化メディア担当副大臣である。