レンブラント美術館でタトゥー!?

アムステルダムにあるレンブラントハウス美術館が、今日19日からタトゥーショップに変わる。世界的に有名なタトゥーアーティストであるヘンク・スヒッフマハー氏(Henk Schiffmacher)とその同僚がこれから1週間、レンブラントのエッチングやサイン、そして自画像などを希望者にタトゥーを入れる。.

美術館の担当者によると、90人分の予約はあっという間に埋まってしまったという。ただ、ふらっと立ち寄っても席が空いていれば、予約なしでも施術を受けることができる。現在4人のタトゥーイストが施術にあたっている。費用はサイズによって違うが100−250ユーロ。

スヒフマハー氏によると、昔はタトゥーのことを「貧乏人のレンブラント」と呼んでいたという。つまりお金をそれほどかけずに作品を一生持つことができるという意味らしい。

かつてはレンブラントの工房であったレンブラント・ハウス美術館の一部をタトゥースタジオにするという果敢なプロジェクトだが、美術館側にとってはそれほど奇抜なことではないようだ。むしろ(レンブラントとスヒッフマーさんは)共通点が多いという。「2人とも世界的に有名な作家であるし、アムステルダムの奥深く根を持つDNAを表現している。」また、作品にも共通点がある。エッチングもタトゥーもまずは下書きをして、それからインクとニードルで仕上げていく。レンブラントが銅板と紙を使ったのに対し、タトゥーアーティストは人間の皮膚をキャンバスにしている、と美術館。

このイベントは19日から25日(日)まで、アムステルダムのレンブラント・ハウス美術館で行われる。

https://www.rembrandthuis.nl/en/activiteiten/thepoormansrembrandtproject/