オメガング

ブラッセルの中心にある広場グランプラスで、毎年7月の第1木曜夜とその直前の火曜夜に「オメガング」が盛大に開催される。「オメガング」とは「輪になって歩く」の意味で、14世紀にサブロン教会に祀られたマリア像の周囲を行列したことが起源とされてる。現在の形になったのは1549年、神聖ローマ帝国のカール大帝とその息子フェリペがブリュッセルを訪問した際に、歓迎の意を込めて行われたのを再現している。祭りはブリュッセルの旗と楽隊を先頭に、宮廷貴族、馬にまたがった騎士、司祭、ギルド職人、道化師などが練り歩く、中世を再現する絢爛豪華な一大ページェント。皇帝カール5世、貴族諸侯に扮するのは、本物のベルギーの貴族たちである。フィナーレにはバンシュの「ジル」(道化師)が登場し、祭りを一層盛り上げる。

日時: 2014年
場所: ブラッセル、グラン・プラス

Ommegang (英語)