ダライ・ラマ、オランダ訪問

10日(土)、チベットの精神的指導者であるダライ・ラマ法王(78)がアムステルダム・スキポール空港に到着した。ダライ・ラマはオランダに3日間滞在する。土曜日にはティマーマン外相と会談、日曜日にはロッテルダムのアホイホールにて仏教の授業を行う。さらに月曜日午後には国会の外務委員会と会談が予定されている。

今回の訪蘭では政治的な配慮からマーク・ルッテ首相には会わないが、これについて中国占領下にあるチベットの精神的指導者ダライ・ラマ氏は「全く問題ない」とコメントしている。「私の訪問は政治とは関係ない。ただし多くのメディアが注目してくれて実際にチベットで起きていることをオランダの人々に知ってほしい。」。ジャーナリストは象のような長い鼻を持って、あちこちを嗅ぎまわるべき。」とジョークもとばした。
ダライ・ラマによればチベットの状況は深刻で、いたるところに警備用のカメラが取り付けられおり、まるで刑務所にいるようだと人々は感じている。

オランダは中国とのビジネスを重要視しているため、ルッテ首相はダライ・ラマに謁見しない。

Dalai Lama 2014