ロックダウン:飲食店やスーパーの閉店20時に

昨日RIVMに登録されたコロナ感染者数は16,000人を超え、1日の感染者数ではこれまでの最多を記録した。12日午後7時にルッテ(暫定内閣)首相とデ・ヨング(同)国民健康省大臣は、記者会見を開き、感染拡大を防ぐため人と人との接触を極力減らすための規制(部分的ロックダウン)を行うと発表した。すでにロックダウンの内容は一部のメディアで報道されていたが、最終的な店舗の閉鎖時間などの詳細は以下の通り。

【閉鎖時間】
・飲食店 20時、入店にはコロナチェックアプリの提示と席の指定が義務付けられる
・スーパーマーケット:20時
・日常生活に不可欠ではない店舗:18時
・イベントは開催可能だが18時まで、飲食店と同様にコロナチェックの提示と指定席、1250人まで
・劇場、映画館、コンサートホールには終了時間の規定なし

【他の規制】
・職場に行かなくては仕事にならない場合(医療従事者など)を除き、在宅勤務を要請
・学校はそのまま開校。ただしグループは75人まで
・コロナチェックの提示が必要でない場所では、1.5メートルルールとマスク着用が義務付けられる。
・1日に自宅に招待できる人数は4人まで
・同居人が感染した場合には、他の人も自宅待機が必要。これはワクチン接種済み否かにかかわらず。

【現在検討中】
政府は以下を議会の審議にかけている。
・動物園や遊園地でのコロナチェックの提示要請が法的に可能か
・オフィスでのコロナチェックの提示要請が法的に可能か
・コロナチェックを現在の3Gから2Gへ変更することが可能か (3Gとは、ワクチン接種済みか、すでに感染し完治しているか、検査で陰性のどれか。2Gとは、ワクチン接種済みか感染し完治の証明で、検査陰性は含まれない。)
政府は、ワクチン接種は強制しない、義務ではないと繰り返し述べているが、2Gが採用されればと事実上の義務化ともいえる。

画像:EDCD 欧州疾病予防管理センター(2021年11月11日)