コンセルトヘボウ、天野乃里子チェンバロコンサート「The King’s Favor」

世界で活躍中の日本人チェンバロ奏者である天野乃里子氏が、アムステルダムのコンセルトヘボウにてコンサート「The King's Favor」を行います。曲目は１７世紀のフランスの作曲家のものが中心となっています。統治の長かったルイ１４世のもと、出版自体が非常に貴重な事だった時代に５人の作曲家に出版勅許が出ています。今回の演奏会は、その５人の作曲家(シャンボニエール、ダングルベール、ルベック、エリザベス・ジャケ・ドゥ・ゲール、ルイ・マルシャ)の作品を中心に前半、またそのフランス様式を多分に受けているバッハのパルティータ４番を後半に持ってくるプログラムになっています。

この１７世紀の音楽は、前奏曲とTombeau,という鎮魂曲以外、ほとんどすべて宮廷でのダンスの曲です。今回は、敢えてバロックダンスではなくモダンダンスの竹内秀策氏と、彼のバタフライダンスとTombeauをご一緒します。肉体と魂のMarriageという彼の舞踊とバロック時代の鎮魂曲で、３年前にも震災で亡くなった方たちの魂へと、また今後の展望の改善を祈り、このコンサートの収益の一部が福島の子供たちを支援なさっている薬膳のオオニシ恭子先生のプロジェクトへ寄付されます。

日時：　2014年4月16日（水）　20時15分から22時15分
場所：　アムステルダム、コンセルトヘボウ
チケット：25ユーロ 購入は、 Concertgebouw Ticket にて

Noriko Amano