28日(火)オランダ全土で公共交通24時間スト

28日(火)にはオランダ全土で公共交通機関の24時間ストが計画されている。労組が年金制度の改善を求めて交渉中で、合意に至らない場合にはストは決行される。ストが予定されているのは、オランダ鉄道、バス、トラム、メトロといったほぼすべての公共交通機関。通勤・通学は徒歩、自転車あるいは車といった手段のみとなる。

すでにグリーンウィールやシックストといったレンタカーは予約が急増している。KLMなどは車の通勤者が増えるのを見越してすでに通常より広い駐車場を借りている。企業でもこの日は従業員の在宅勤務を推奨するところも多い。

政府も通勤、通学者に注意を呼びかけている。ファン・ニュウェンハウゼン交通大臣は、渋滞を懸念し「車での外出の必要がなければ使用しないように」と述べている。労組と年金について交渉しているコールメース社会省大臣は「火曜日のストを回避するよう努めているものの、非常に複雑な問題がからんでおり」火曜日までに双方の合意が得られるかはわからないとしている。

スキポール空港は、空港への公共交通は火曜日も通常通り運行するよう呼びかけている。もしストを決行するなら裁判でストを中止させる圧力をかけると発表した。