アムステルダム北部に新美術館クンストハレ開設計画

開発が進むアムステルダム北部(Noord)に、大規模な美術館が開設される計画だ。高さ7メートル、総面積500平米の美術展示場が北部のバウクスローターメアプレインに「クンストハレ・アムステルダム(Kunsthalle)」としてオープンする予定。

ここ数年、アムステルダムではメディアアートセンター(Het Nederlands Instituut voor Media Kunst) などアート関連の機関が次々とオープンしているが、展示の場だけを提供する美術館がない。パリにパレ・ド・トーキョーそしてロッテルダムにはクンストハルという展示会場があるように、アムステルダムにもアート展を開催する(常設展がない)美術館が必要だという要望は以前からあった。

常設展示物がないこの新しい美術館はクンストハレ(Kunsthalle)という名称で、ロッテルダムのクンストハル(Kunsthal)と一線を画す。革新的な現代美術を提供する場として、クンストハレは位置づけされる。

ロケーションは新規に開設される地下鉄南北線を利用すれば、中央駅から5分という距離で、アムステルダム近代美術館(Stedelijk Museum)より近い。建設は2019年末に完成予定で、その後1年に6回の展覧会を予定している。アムステルダム北部にはすでに多くの文化施設が建設され、文化の中心になりつつあるが、このクンストハレが完成すればさらにその重要性は増すはずだ。