オランダの小学校、甘味ジュース禁止を目指す

政府関連機関である食品栄養センター(Voedingcentrum)は、小学校での甘味飲料を禁止したい意向である。すでにドルドレヒトにある小学校ではジュースやその他の甘味飲料を持込禁止で、学校で飲めるのは牛乳か水。この学校のある地域では3人に1人が肥満で、原因のひとつが甘味飲料に含まれる砂糖だとされている。オランダでは給食はなく、児童は弁当や飲み物を持参する。

栄養食品センターでは、児童の健康のためにオランダ内のすべての小学校で甘味飲料の禁止を進めようとしている。現在6700校ある小学校のうち、すでに禁止されている学校は94校ある。しかしこの禁止令がすべての学校で受け入れられかどうかは不明だという。多くの学校が禁止令によって生徒数が減ることを懸念している。砂糖の摂り過ぎの危険性に対しあまり頓着しない親も多く、このような規則が出れば、他の学校を探すらしい。