オランダを代表するイラストレーター「フィープ・ヴェステンドルプ」生誕100年記念

オランダの絵本を読んだことがない人でも、フィープ・ヴェステンドルプのイラストを一度は目にしたことがあると思う。日本でもイップとヤネケなどの絵本やグッズが紹介されている。フィープ(1916ー2004)は今年の12月に生誕100年を迎え、今年から来年にかけて「フィープ・イヤー」としていろいろなイベントが開催される。

フィープの作品は何十年も前に描かれた絵だというのに、古めかしさは全く感じられない愛らしく素敵な永遠のイラストである。フィープ・イヤーの皮切りは、ハーグでの展覧会。フィープは絵本の挿絵だけでなく、ポスターや本のカバーもデザインしている。
このほか、「フィープ・バス」が劇場やフェスティバル会場、図書館、そして学校に移動展示される。イギリス製のダブルデッカーバスは、外も中もフィープのイラストで飾られ、中では子どもたちが遊べる。
さらに今年末にはアムステルダムで「フィープのレストラン」がオープン。彼女のイラストに触発されたメニューが登場するという。

ハーグの展示会:Museum Meermanno、 Prinsessegracht 30, 2514 AP Den Haag
期間:6月18日ー10月23日
(画像は"100 Jaar Fiep Weterdorp"より)

Fiep Westendorp 100 years