エルメスの展覧会、アムステルダムの乗馬学校で開催される

アムステルダムの繁華街ライツェ広場から目と鼻の先のオーファートーム(Overtoom)に、19世紀に建てられた乗馬学校ホランス・マネージュ(Hollandsche Manege)がある。オランダ最古の乗馬学校であるホランス・マネージュが設立されたのは1742年。 1882年にウィーンのスペイン乗馬学校を模して建造されたのが現存する建物である。この馬場内で4月1日からフランスのファッション・ブランドである「エルメス」が展覧会を開催する。

バッグで有名なエルメスはもともとは1837年に設立された馬具のメーカーで、この美しい乗馬学校の建物の中で展覧会を開催するというのも決してミスマッチではない。ちなみにエルメスはスカーフやバッグの他に、馬具もまだ作り続けている。一方、ホランス・マネージュは、馬小屋と馬場を展覧会用に開放して収入を得るだけでなく、都会にひっそりと佇む歴史的な建造物の中を一般の人に見てもらえるというメリットがある。

この展覧会はエルメスが欧州各国で開いている「職人祭(Festival des Métiers)」の一環で、エルメスの職人技を披露するもの。入場は無料。オランダはドレサージュと呼ばれる乗馬が盛んで、オリンピックでも常に上位を占めている。

ホランス・マネージュ(オランダ乗馬学校)