ヒエロニムス・ボス没後500年記念イベント

今年は、幻想的で怪奇な作品を描いたオランダの画家ヒエロニムス・ボス(1450頃- 1516年)の没後ちょうど500年にあたり、ボスが生涯を過ごした北ブラバンド州の街デン・ボッシュ('s-Hertogenbosch)で数々のイベントが開かれる。
幻想と幻覚、奇妙な怪物や悪魔であふれるある意味シュールレアリスムな作品は、オランダだけでなく各国の王侯貴族からの依頼が引きも切らなかった。とくにスペインのフィリペ2世は熱烈な愛好者で作品を多く所有した。このため、現在でもボスの傑作の多くがマドリードのプラド美術館に所蔵されている。

デン・ボッシュ市では、「ヒエロニムス・ボス展」が開催される。プラド美術館をはじめ、ルーブル美術館など世界中の美術館から祭壇画など20点の絵画と、19点の素描を借りて展示する史上最大規模のボスの回顧展である。
日時:2016年2月13日~5月8日
場所:北ブラバント美術館

ヒエロニムス・ボス没後500年