アムステルダムの写真美術館にて「岡部桃」展 8月28日〜10月25日

アムステルダムにある写真美術館「FOAM」は、2015年のポール・ハフ賞を受賞した日本の写真家「岡部桃」展を開催する。ポール・ハフ(1924-2002)はオランダの写真家で、このFOAM美術館の設立に力を貸したひとり。毎年、世界の新進写真家を選び2万ユーロの賞金と、FOAMでの展覧会を開催する権利を与えている。今年は26カ国から応募した写真家から100名が選ばれ、そのうちの最優秀賞を獲得したのが岡部桃である。

岡部桃(1981)の写真展「バイブルとディルド」では、日本社会、そして性転換したふたりの友人との関係を撮った写真が展示される。美術館の説明によれば、日本社会のアウトサイダーである2人の友人の、あがきと戦いが描かれているという。岡部は抽象的な表現を避け、あくまでも実際の体験と喪失に対する感情そして悲しみを体当たりで表現している。なお、この写真展では性的な表現が含まれているためご注意ください。

日時: 2015年8月28日〜10月25日
場所: FOAM Keizersgracht 609, 1017 DS Amsterdam

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FOAM写真美術館