アムステルダム国立美術館でディック・ブルーナ展(8月27日から11月15日)

世界中で愛されているうさぎ「ミッフィー」は今年で生誕60年を迎える。オランダ各地そして日本でも展覧会やイベントが開催されているが、8月27日からミッフィーの生みの親である「ディック・ブルーナ」の展覧会がアムステルダム国立美術館で開かれる。展覧会ではブルーナさんの描いた本の表紙、ポスター、デッサンなど160点の作品が展示される。
ここでブルーナさんは絵本作家としてでだけでなく、アーティストとして扱われている。彼に大きな影響を与えたのは、マティス、レジェそしてステイル派の人々。さらにサンドベルグやウェルクマンといったオランダ人アーティストたちである。今回の展示会では、国立美術館の所有する作品からこれらの画家の作品が選ばれ、ブルーナさんの作品の隣に展示される。
さて肝心なミッフィーも展示されるのかという心配は無用。約120点のミッフィーの原画も展示される。原画からミッフィーを作り上げた過程が読み取れるだけでなく、ブルーナさんの技能、そしてアーティストとしての才能を垣間見ることができる。ブルーナ作品はかわいいだけでなく、アバンギャルドな面もあるという発見もあるに違いない。

日時:2015年8月27日から11月15日まで(毎日9時から17時)
場所:アムステルダム国立美術館
入場料:17.5ユーロ

国立美術館「ディック・ブルーナ展」