高騰する光熱費、政府は上限設定について討議

オランダ政府は高騰する光熱費対策を先週から討議を進めていたが、本日月曜日も解決策を求め話し合いを続ける。日曜日にも連立党首による会合はあったが合意には至らなかった。関係者によれば、エネルギー費の上限を定めるというものだったが詳細は明らかにされていない。

情報筋によれば、平均的な光熱費使用量まではウクライナ戦争開始以前の価格で支払い、ある一定の使用量を越えた場合には実際の料金を払うというシステムが検討されている。戦争開始によるロシアからのガス・石油供給制限でエネルギー価格やガソリンは高騰している。

ただその一定量というのがどの水準になるかはまだ決定していない。ただ9月に野党の緑の党と労働党が提案した水準に近づく可能性が高い。1500キューブのガスと3300KWHの電気を上限とし、そこまでは旧料金が適用されるものとするというのが、野党の提案だった。

気候・エネルギー担当のイェッテン大臣は、この案を「非常に建設的」とコメントしたが、今年中にこの措置を導入するのは難しいも語っている。特に小規模なエネルギー供給会社は、この措置を実施するのが難しい。

政府は、この冬請求書を支払うことができず電力を遮断されるということはないことはすでに約束している.。ただしこれをどのように調整するかについてまだ具体案には至っていない。一方顧客による支払金額が減り始めた場合にトラブルに巻き込まれないよう、エネルギー会社向けのファンドまたは貸付といった措置も検討している。