スーパーでの買い物、20%近く上昇

マーケット・リサーチ会社GfKの調査によれば、スーパーマーケットでの価格は11ヶ月前と比べ平均18.5%上昇している。

これは平均上昇率なので、製品によってかなり違う。例えばパスタやキッチンペーパーそしてパンの価格はこの平均以上に値上がりしている。肉や乳製品の価格も例外ではない。これに対し、チョコレート、バナナ、清掃用品はなどはほとんど価格の変化が見られまい。

平均的な4人家族だと、これまでスーパーマーケットでの買い物が1年で7,000ユーロから8,000ユーロだったが、これが1,500ユーロ以上増加する計算となる。

GfKは、この値上がりはさらに続くと見ている。「秋おそらく冬まで上昇し続けるだろう。値上げは、ウクライナでの戦争、穀物不足、人手不足などが原因だが、この要因もすぐに解決しそうにない。」

貧困家庭に食料を提供するフードバンクも今年の初めから需要が急増している。これまでは無職の人がほとんどだったが、今年は働いている人も財政困難に陥りフードバンクに頼ってきているという。