警察は偽警官や詐欺師などの顔写真を公開
警察は、「偽装詐欺(babbeltrucs)」の疑いで指名手配されている79人の容疑者の顔写真をオンラインで公開した。容疑者たちは警察官や銀行員を装い、高齢者などを中心に現金や宝飾品、その他の貴重品をだまし取った疑いが持たれている。
2週間前、警察は「Game over?!(ゲームオーバーか?!)」というスローガンのもと、100人の容疑者の顔にぼかしを入れた写真を公開し、「出頭しなければ素顔を公開する」と警告していた。その結果、21件の本人からの出頭や情報の提供があり、顔写真はすでに削除されている。
写真は特設サイトやSNS、屋外広告、バス停などで公開されている。容疑者が訪問した際の防犯映像や防犯カメラ、盗まれたカードで現金を引き出す際のATMの記録映像などだ。
「このキャンペーンの効果は絶大で、ここ数週間は残業続きの捜査官もいるほどだ」と、警察の全国捜査広報チーム。市民からの反応も良く、多くの情報が寄せられているほか、企業が無償でデジタルサイネージを広告枠として提供するなどの協力も得られている。
79件の事件は、北部のデン・ヘルダーから南部のファルケンブルフまで、オランダ全土に及ぶ。多くの場合、「近所で空き巣が出没している」といった嘘の警告で被害者を不安にさせ、「警察官が貴重品を預かりに行く」と言って騙し取る手口だった。
警察はこのキャンペーンを通じて、深刻化する問題への注意を呼びかけている。昨年、偽警察官に関する通報は1万3,000件を超え、詐欺全体の被害届は10万件以上、被害総額は約6,800万ユーロ(約110億円)に上ると推定されている。また、恥ずかしさから被害を届け出ない人も多いのが現状だ。
容疑者の公開画像サイトはこちら。