イスラエル・米のイラン攻撃で、ガス、石油価格急騰。欧州の消費者を直撃

アメリカとイスラエルによる対イラン攻撃を受け、週明けのエネルギー市場で価格が急騰している。主なポイントは以下の通り。

  • 価格の大幅上昇: 原油価格(ブレント原油)は13%上昇し1バレル82ドルを超え、欧州のガス価格も25%急騰した。
  • 供給網の混乱: ホルムズ海峡での緊張により、世界有数のLNG(液化天然ガス)輸出国であるカタールが一時的に船舶輸送を停止。世界のLNG流通の約5分の1が停滞する事態となっている。
  • 欧州の懸念: 欧州はカタール産LNGへの依存度が高いうえ、ガスの備蓄レベルが例年より低く、今後の冬に向けた在庫確保に不透明感が漂っている。
  • 産油国の動向: OPECは増産を決定したが、主要産油国であるイランの情勢不安を完全に補うには至らず、ガソリン価格の上昇など消費者への影響も避けられない見通し。

現在の価格水準は2025年6月以来のものとなっており、中東情勢の行方が世界経済の大きなリスクとなっている。