報道の自由度、オランダ世界4位に上昇

国境なき報道(RSF)が行った調査によれば、オランダの報道の自由度は2023年の6位から4位に上昇した。しかし世界各国での報道の自由度が悪化したことも注目したい。トップ3位にはノルウェー、デンマーク、スエーデンが入り、次にオランダそしてフィンランドと続く。これに対しワースト5には、イラン、北朝鮮、アフガニスタン、シリア、エリトリアが並ぶ。ちなみに日本は昨年の68位から70位へと下がっている。

RSFによれば、小国オランダのランクが高いには安全性の高さによるものだ。ジャーナリストの殺害や番組制作者への恐喝事件も、素早く解決し法廷に持ち込んだ。さらに、メディアと政府の関係性にも注目される。また国民のメディアに対する信頼性も高いことも高スコアの要因だ。さらに、ロシアから避難してきたジャーナリストたちを暖かく迎え、オランダでの活動を保護していることもポイントを上げている。

世界を見ると報道の自由度はバラ色ではない。自由度が守られている、あるいはほぼ守られてる国は45カ国に過ぎない。多くの国で政府による報道規制や弾圧が行われている。報道の自由度は人権の度合いと大きく関係する。